ハリウッド・ザコシショウとフクロテナカザル
どうしてあの東山動物園のフクロテナカザルのおっさんの様な叫び声があんなに面白いんだろうと考えていたのです。猿が人の様な、しかもおっさんの叫び声だから面白いってだけでは無いハズだと思っていたんです。だって、あのビートたけしさんが破顔しながら何度も笑っていたんだから。
昨日、今日と、座・高円寺2にて、ハリウッド・ザコシショウの単独ライブが行われています。昨日、初日を見終えた時に、この謎が解けたのです。というよりも、謎が謎をよんだかもしれませんが。ハリウッド・ザコシショウ(以下ザコシ)のキャラの中で、狂井益男というキャラクターがいるんですが、これがまさにフクロテナカザルの人間版ではないかと思うのです。もう本末転倒ですよね、こうなると。
ずっと喚いているだけの様に見えて、何か言葉にならないパッション、情熱を感じませんか?フクロテナカザルのケイジくんも、同様にパッションを感じます。生命エネルギーの発散とでも言うべき、この喚く姿にボクらは生きている実感を見出し、見ているボクらは笑うのだと思うのです。言葉にならないその喚きのパワーが、明日も生きようと懸命な姿に置換され、ひいては、見ていて笑うことが、生きている実感へとなるのではないでしょうか。
ただ闇雲に撒き散らされる生命エネルギーを見て、感じて、同じ様に笑うと言うことで、ボクらは発散しているのだと思いましたね。
9月3日、4日と静岡、大阪でもありますので見逃した方はぜひ!
あ、お気付きになりましたか?(以下ザコシ)と書いておきながら、その後一言も出てきてないってボケ。