いらっしゃい、店長ですみません。

2018年5月5日より新高円寺にオープンした水道橋博士のお店「はかせのみせ」の店長日記。

バズりのメカニズム(インプレッション602,767)

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これはオリンピックのキャラクターが決定した時に、そういえばきまぐれコンセプトでAになるだろうって話があったなぁと思って、該当の号のスピリッツの画像をツイートした時のモノです。

 <blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja"><p lang="ja" dir="ltr">スピリッツNo.8(2月5日号)の気まぐれコンセプト。その通り誘導された結果になったね、東京オリンピックのマスコット。 <a href="https://t.co/xTTtm4Wdas">pic.twitter.com/xTTtm4Wdas</a></p>&mdash; 原田専門家 (@haradasenmonka) <a href="https://twitter.com/haradasenmonka/status/968692795270610944?ref_src=twsrc%5Etfw">2018年2月28日</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

まぁ少しはリツイート伸びるかなぁと思ってたんですが、まさかここまでバズるとは思いませんでした。せいぜい2〜300くらいかなと思ってたんで。それでここまでなぜ伸びたのかということを考えていたんです。2ヶ月も。ウソ、本当はなかなか書くタイミングを逃し続けていたのと、直後に書いてはあざといなと思って。この”あざとさ”ってのが一番いわゆるネット民が敏感に反応するトコなんじゃなかろうか。安易にリツートしない一番の理由はこの”あざとさ”にあると思う。あざといか、あざとくないのか、それは”かわいげ”があるのかどうかって事だとも思うんだけれど。

ここまでではないにしろ幾度かバズった事はあるんですが、そのどれもに共通するのはタイムリーさと、言葉のキャッチーさ、あと一つユニークさというのがあると思います。このユニークというのは面白いってこと以外に、唯一という意味もあるように、他では見かけない、面白い事。この3つが重なってバズるんだと思います。

この場合でいくとタイムリーな話題、つまり旬のオリンピックマスコット(当時)の決定という話題に、「誘導された結果」というキャッチーというか、気になるワード、刺さりやすい言葉、そして知っている人は知っている方法論というユニークさが絡み合った結果だと思っています。

イムリーでキャッチーな話題はアンテナを巡らせていれば引っかかるモノは多くありますが、それだけではバズる程の話題になかなかなりません。それは多くの人が同じような内容をツイートしてたりするわけですからそこで一番を取ろうと思うとさすがにライバルが多いです。そういう場合は声の大きい人、フォロワーの数で左右されてしまいます。

キャッチーさは言葉の選び方一つで、同じ事を報じるにしても印象がずいぶん変わってしまいます。最近ネットニュースで話題になったのは、ネット系のニュースの見出しと内容があまりにも乖離、かけ離れている、時には全く反対の事が書かれていたりなんてのが話題になっていました。見出しだけしか見ないから、見出しだけでもひっかかればと過激になってしまっていると。話が逸れましたが、刺さりやすい言葉選びが重要です。続きが気になる言葉だったり、つい言いたくなる言葉だったりと。

ユニークさはこれが一番難しいかもしれませんが、唯一無二、まだ誰も取り上げていない事は、そもそも誰も興味がないから取り上げていないだけなのかもしれないし、伝え方次第でバズる事もあるかとは思いますが、なんであれ目にした人が少しでもユニークだと感じなければなりません。楽しいとか、為になるとか、人に言いたくなる知識だったり、単に面白いことだったり。

では、タイムリーでキャッチーでユニークな事だったらスグにバズるのかと言うと、どの程度でバズったと判定するかにもよりますが、間違いなくバズると思います。思ったほど伸びなかったなと感じた場合は、どれかの要素が弱いんだと思います。よくやりがちなのは事を焦って、誰も見向きもしない時間に発言してしまうのは一番もったいないと思いますが、待ってる間に2番煎じになってしまったり、そもそもキャッチーな言葉でなかったりしてはもったいないです。ってかそもそもバズりたいのか?という問題もありますが。

何かしらの表現活動をしている人であれば、バズりたいしバズらせたいとは思うけど、SNSで何かしら発言して世間の反応の楽しみを覚えてしまったら誰もが一度はバズってみたいと思うだろうし、スクープとった気になるんじゃなかろうか。それをうまくコントロールして、自分の活動のフィールドへフィードバック出来ればたとえ炎上商法だと言われようと結果を出している人には頭は上がりませんよ。ボクはちゃんとフィードバックできてないんだけどね。

 

まとめ(ここだけ読めばいいかもね)

バズるには

イムリーである事

 旬のネタ、しかもできるだけ早く!しかし誰も気づかない時間では意味がないので、朝なら8時〜11時頃まで、お昼は12時〜14時、夕方は18時、夜は20時、22時台

キャッチーである事

 言葉の響きやすさ、同じ事でも言葉で印象がずいぶん変わるので、言葉選びは重要!

ユニークである事

 唯一無二という意味でも面白いという意味でも、まだ誰も気がついていないとか、誰も取れない写真とか。

 

最近バズっているといえばコチラ


水道橋博士YouTubeチャンネル企画会議!【水道橋博士】【たけし軍団】【オフィス北野】【北野たけし独立】【週刊文春】


【炎上覚悟 謝罪】あの発言について謝罪します…【水道橋博士】

 

克服を告白〜落伍者から落語家へ

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1.克服を告白

ボクはギャンブル依存症でした。これを書いている今日(2月8日)明確にこれは克服できたと感じる出来事があったので、同じ悩みを持つ方にぜひ克服の参考にしていただければと思い、全てを曝け出そうと思います。とはいえ重たい話ですが重たくならないよう面白おかしく、ってかオカルトちっくに書いていますので、気楽に読んでいただければと思います。

まずギャンブル依存症だったと曝け出す決心と、克服出来た事に大きく関わる書籍と執筆者、映画、そしてキョンキョンに最大の感謝の気持ちを伝えたいと思います。キョンキョンが誕生日前に不倫してましたとブログにしていたから、ボクも誕生日前に(2月10日が誕生日)同じように晒そうと決心しました。また何の本、映画に影響されたのかは本文に出てきますし、巻末にアマゾンのリンクを貼り付けておきますのでぜひご覧いただければと思います。

2.ダビスタに始まりディープの引退を機に

これまでも幾度となくギャンル依存から克服したり、再発してはの繰り返しでした。最初はダビスタをしてて、実際に馬券を買ってみたくなったという単純な入り口で競馬にハマり、気がつけば土日は朝からずっと競馬専門チャンネルグリーンチャンネルを見てはネット投票をしてました。当時はまだ稼ぎもあったので、深刻ではあったにせよ、金銭的にはまだ大丈夫なレベルだと思っていたのは、今にして思えば完全に麻痺してました。当然仕事中でも結果が気になり携帯で確認したりなんて週末もありました。土日は口を開けば馬の事ばかりだったように思います。競馬の話で盛り上がる事もあったのですが、それにしても高い勉強代です。毎週土日に2万円くらいは突っ込んで、たま〜に大きく当たったりもするんですが、基本負けてばかり。あげく3連単の導入でちっとも当たらなくなったのと、ディープインパクトの引退ですっかりやらなくなり止めました。

その後かなり貧困してどうにかなれと握り締めた600円つってもネット投票だけど、3連単の3頭BOXで14万当たり、その月の家賃がなんとか払えた事もあったり、首の皮一枚でなんとかなってた時期もありました。今は日曜のメイン1レースだけ金額を2400円(3連単4頭BOXたまにお金に余裕のある時は5頭BOX6000円)と決めてチョロっとしてします。しかしこれではまだ完全に克服できたとはいえませんが、リハビリということで。(それがアカンという話でもあるんだが)

しかしこの甘えが実は依存症のコア、核の部分なんじゃないかと思うのです。これぐらいならいいか、大丈夫かというのがインフレを起こして歯止めがきかなくなるのがギャンブル依存症なんだから。しかし今の所競馬はこの決まりを守って楽しんでいます。それはあれだけ競艇にどっぷりだった蛭子能収さんがその著書『笑われる勇気』の中で、奥さんに言われた競艇代を守っているからってのも大いに影響されています。

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3.出玉泥棒を捕まえて我にかえる

次いで競馬と同時期にパチンコにもハマっていました。競馬が終わればその負けをパチンコで取り戻そうと。始めた時ってなぜか勝てるんですよね。だいたい競馬の負けをパチンコで補填してたように思います。が、しだいに土日だけじゃなく平日もするようになって、そうなると勝ちも負けもありません。パチンコ屋にお金を預けて、次の日引き出して、また次の日預けての泥沼化。結果預ける金額がだんだんと増えていくハメに。

ある日梅田のパチンコ屋でめちゃくちゃ出してた時に、閉店間際に店員さんが積んでたドル箱を先にいくつか集計して、そのレシートをポケットに入れたまま、『パチンコ打ち上げ花火』をまだ打ち続けていました。フとポケットを引っ張られる感覚があったので見ると、そのレシートを掴み取り逃げる泥棒を捕まえたことがあったんですが、あの事件をきっかけにすっかりパチンコは止めてしまいました。

その犯人の裁判も傍聴しに行き、あぁはなりたくないと痛烈に思ったからだと思います。聞けば同じ手口の常習犯で、まだ執行猶予中だったそうで、裁判所で傍聴してるのはボクの他はおそらく弁護士見習いみたいな人しかいなくて、身内らしき人は誰もいなくて、裁判自体も淡々と訴状の朗読のみでとても寂しいものでした。

ギャンブル依存症の恐ろしいところはそうした犯罪を犯さない限り、強制的に留置所なり刑務所に入って矯正されないという問題もあります。中には家族や周りの人からワンネスグループなど依存症の相談施設に行くこともあるとは思いますが、なかなか「俺は大丈夫だ」と自覚をしてても症状は悪化するばかりです。薬物だったら逮捕されれば強制的に隔離されるからいいなと思うほど、ギャンブル依存症というのは自制の効かない心の病なんです。

4.話ができれば

ボクの大好きな蛭子さんもギャンブルをしててあんな感じだから、ボクもしてて当然と思ってたんですが、依存症というのはあの人もしてるしと、責任を他人のせいにして自分は何も悪くない、自分だけがしてるんじゃないし、隣の台にも同じような人がいるし、その隣の台の人はもっと負けてるしあの人よりマシだと、責任の所在を他人にしている事が多いのです。いくら他人のせいにしたところで、失った時間とお金までも他人のモノにしてては意味がありません。しかしこんな分かりきったことは散々方々で言われているし、少し『ギャンブル依存症』とググればすぐに出てきますが、どれだけ言われようとも自分が気がつかないと耳に入ってこないのです。ではどうしたら気がつくのか、気がつけるのかというのが解決の糸口になります。これには個人差しかないので、一概に言えないのですが、ボクはこうして克服できましたという、そういう事例の一つとしてここに残しておきたいと思います。ほぼオカルトですが。

ボクを含めギャンブル依存症になってしまう人は孤独な人が多い気がします。(あとM気質な人は要注意!)止めたいと思っていても本当に止められないし、1日や2日、1週間と止めたとしても持続できないのです。ガマンしたからいいかと自分を甘やかせてしまうのです。またギャンブルの楽しみも悩みも誰にも相談する事なく、一人楽しんだり、悩んでいる人が多いように思います。特にパチンコ、パチスロは台と向き合ってる以外はよその台の挙動を見るくらいで、人との関わりを極端に避けた状況だから。競馬や公営ギャンブルだと同じ馬やボートなどを見て一喜一憂する分、隣の人との会話も生まれやすいから、まだ人として健全な気がします。現に昔小倉へ競馬旅行をさんちゃんと、古高くんとした時はみんなオケラになったけど楽しかったな。

しかしパチンコ、パチスロは友達同士で連れ立って行っても、完全に孤独な作業の繰り返しなのと、隣の台がそもそもライバルでもあるので、どんどん視野が狭くなるばかりで、のめり込んでしまいます。打ち方教えてもらったり、台の攻略ポイントやお店の傾向なんかを聞き出して、お客さん同士、仲間としてお店と対峙すればいいんですが、なかなかそうもいきません。だってその隣の台が出てたら自分の台は出ないんじゃないかという疑心暗鬼にさえかられてしまうから。

パチンコの話でもできる人がいればまだ救われるチャンスがありそうですが、理解のない人の全否定を聞かされては話す気にもならなくなり、やっぱり後ろめたさもあって話したがらない人の方が多いんじゃなかろうか。話さないからますます孤独な作業に没頭してしまいます。薄々でも気がついたら話を聞いてあげて欲しいと思います。なんだったらボクが話を聞きますよ。

椿鬼奴さんや和田アキ子さん、中村玉緒さん、キャプテン渡辺さんなど、堂々と公言できる人は強い人です。話しぶりを見てても本当に楽しそうに話す姿はいくら負けてても幸せに映ります。本人は気が気じゃないかもしれないけれど、結果笑い話にできるのはやっぱり強いですよ。その結果キャプテン渡辺さんなんかは仕事になっているんだから。

だから身の回りにそういう人がいたら話を聞いてあげられると、依存症のリスクを少しでも軽減できるとは思うんだけど、まぁ話し出す人は滅多にいないのが現状です。止めなという話をするんじゃなくて、楽しそうに話す話を聞いてあげてほしいと思います。話すうちに自分が何を言っているのかちょっとずつでも気づいて我にかえりますから。抱え込んじゃうのが一番ヤバイ状態だと思います。

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5.落伍者から落語家へ

5-1.寝たら忘れる

そしてパチスロです。これが一番ヒドイ依存症でした。東京へ出て来てすぐにその症状が爆発してたので、かれこれ10年になります。何度か止めれてる時期はあったんですが、なかなか克服できず、止めようと思っても止められず症状は日増しにひどくなっていました。時には幻聴や幻覚も見ることもありました。ジャグラーのあのガッコ!と光る音と光の幻を見ることもありました。もうここまでで十分落伍者です。楽しんでいた時はまだ救いようがあったんですが、お金というモノに対してなぜお金が必要なのか、それを手にいれる目的と手段とを見失い、勝ったからとそれを活かすことができずにまたギャンブルの種銭にするという繰り返しになってしまっていました。一時期は負け過ぎてどこで首を吊ろうかと、首が吊れそうな場所を探してさまよい歩いていた時期もあったほどに。家には常に首吊り用に出来るなとロープも用意してたほどです。負けがこんで自暴自棄になったり、ただただ天井を見つめて動けない日々もありました。

相当大事にしてた貴重な本をまんだらけに持ち込んでは種銭を作って全て溶かしてしまう日もありました。そんなことをしていたら自分の持ってた本やモノの価値が分かるようになったのは後にメルカリで十分活かされることになるんですが。それでもなぜかなんとか食いつないでこれていたんです。不思議となんとかなっていたので、あまり深く考えることはなく。今までなんとかなってたんだから、これからだってなんとかなると。事実なんとかなっていたし。しかしのちに気がつくんです、なぜなんとかなっていたのかと。

人に言われてもなかなか自覚しないし、第一、自分で気づかない限り止められないのがギャンブル依存症の恐ろしいトコなんです。しかもボクは根が楽天家で寝れば忘れてしまうので、日が明ければまたそそくさとパチンコ屋へ向かう日々が続いていました。

5-2.自分にウソをつく大義名分という大それた言い訳

最初はパチンコもパチスロもその液晶演出が仕事の参考になるという大義名分の下、楽しんで勉強しているつもりでした。確かにあの演出はドキドキするし、楽しませるポイントをうまく突いてくるので、参考にはなるんです。事実ああした映像は名だたるクリエイターが手がけていたりもするんですから。

いつ頃か仕事が忙しくなり時間が無いのと、お金も困る事も無く安定してた時期は全くしなくても平気になり、もう大丈夫だと自分でも思っていたんです。その根拠は禁煙に成功しているから、タバコを辞めれてるぐらいなんだから、パチスロはもう辞めれたと思ってたんです。昨年の6月くらいまで。

ちなみに禁煙できた理由は、新幹線のホームの端っこまで歩かされて、なんでこんな虐げられてんだ?どこいっても喫煙所がなく、吸える場所を探すストレスと吸えないストレスだったら全然場所を探すストレスの方がデカイぞと思ったらもう吸うのがバカバカしくなってしまい、すんなりやめました。

昨年の6月頃時間を持て余してフラりと久しぶりに時間つぶしにパチンコ屋へ入ったのが間違いでした。たまたま勝てたのをいいことに、しばらくはいわゆる5時からスタイルで夕方良さげな台を物色して2~3000円でジャグラーという機種で勝負してダメなら帰るという日が続きました。このスタイルは功を成し勝つことが多かったので、調子に乗って昨日の勝ち分を朝から勝負に出るという暴挙に出た頃から完全に歯車が食い違ってしまいました。たまには勝てる日もあるけど、負けが続いてどうにもならなくなってくるんです。

久しぶりに会った人に「痩せたね」とよく言われる時期があったんですが、そりゃ当然です。種銭のためにメシをほとんど食っていない時期があったので、当然ガリガリになってました。幸いボクの仕事はあちこちでチョコチョコやらせてもらっているので毎月バラバラに入ってくるんです。月の初めと中頃と月末と。それでギリギリなんとか耐え忍びつつ。3日くらいなら水と100円のビスケットだけで大丈夫だと、遭難者ばりの食事メニューで次の給料日まで耐え凌ぐ日が10日ごとに訪れるんです。メルカリで昔買ったそこそこ値打ち物の品々を売っては種銭にしての日々が続いていました。もう完全にパチスロをするためだけにお金を工面してるようなもんでした。

5-3.ギャンブル依存者はよくジンクスを守る

ギャンブル依存症の人は意外に律儀というかマジメで、お金以外の自分の決め事を守っているんです。よく見るのはパチンコの海物語で熱い演出の魚群が出るように手でなぞったりするあぁいう行動です。ボクのジンクスというか、オカルト信仰なのかもしれないけれど、メインで打っていたスロットのジャグラーはGOGOランプが光れば当たりなので、GOGOランプを手やおしぼりで隠してチラ見するパターンや、第3停止ボタン後に光ることが多いので、ボタンをネジネジする行為など。ボクは第3停止ボタンを押した後レバーを叩く前にグーからパーに手を開いてGOGOランプが光るイメージをしたり、レバーを叩く瞬間に心の中でペカ!と叫んだり、よそ見をしてレバーを叩く、台の上部にある情報パネルのグラフや履歴をいじりながら打ったり、変則うちをしてみたり、お座り一発がよくあるので100ゲームごとにトイレに立ったり、スマホを見ながら打ったり、監視カメラを睨んだり。また占いごともいいことだけ信じるからタチが悪い。ある占いで順位が良くなくても別の順位のいい占いを信じたり、手相のギャンブル線をあると信じで手の平にシワを作ったり。といろんなジンクスを律儀に守るんです。意外に信心深いというかね、自分を疑わ無いんです。しかしこれだけしか使わないと決めた金額だけは守れないんです。

5-4.パルプフィクションのジュールス

大好きな映画でクエンティン・タランティーノ監督の『パルプフィクション』があるんですが、そこにサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールスが殺しの場にふさわしい詩だといつも聖書のエゼキエル書の25章17節を唱えていたんです。(実際は聖書の一節ではなく、1976年に公開された千葉真一の映画『ボディーガード牙』の序文から引用したものだそうです。)

心正しき者の歩む道は、心悪しき者のよこしまな利己と暴虐によって行く手を阻まれる。愛と善意の名において暗黒の谷で弱き者を導く者は幸いなり。なぜなら、彼こそは真に兄弟を守り、迷い子達を救う羊飼いなり。よって我は、怒りに満ちた懲罰と大いなる復讐をもって、我が兄弟を毒し、滅ぼそうとする汝に制裁を下すのだ。そして、我が汝に復讐する時、汝は我が主である事を知るだろう。

そう言ってジュールスは引き金を引き殺めてきた。ある時殺しの現場でヒットマンが現れ銃弾が飛び交うんですが、不思議と一発も当たらなかった時にジュールスが気がつくのです。いつも殺しの現場にふさわしいからと読んでた詩の意味に。これをきっかけにジュールスはもう殺し屋家業から足を洗い、牧師になると言い出すんです。カッコいいなぁと。あ、当然映画だからで、これを殺しのシーンではなく、何か私生活に真似して取り入れたろと常々思っていたんです。そういうふさわしい言葉を探しながら。

5-5.吉田豪さんインタビューの角川春樹さん

で昨年末、吉田豪さんの『続・人間コク宝』(2007年刊行)という豪さんが会いたかった人にインタビューをするという企画の単行本を読んでいて、その中に角川春樹さんが神仏の世界を超えた体験をハッキリと自覚した!ということが書かれていたのです。以下引用。

角川 一番最初は34歳かな? 俺、野性号2世っていう古代船を復元してフィリピンから鹿児島まで航海したんだよ。そのときにバダン島という島に寄ろうとしたら、出た日にマストが折れて黒潮の反流に乗ったためにいくらやっても進まないわけだ。で、食料も水も尽きて今日で最後という日に、俺はお経を上げてから怒鳴ったんだよね。

「我は神なり、神は我なり、神、我とともにあり!」

ってそれで食料も水も全部飲んじゃえ、と。ヤケクソだから。

KT(20年ぶりに再会した娘) もう後先は考えないで(笑)。

角川 そしたら、船がバダン島に近づいてんだよ!そのとき頭の中で映画『ロッキー』のテーマが流れてきたの。俺は自然現象を打ち破った。自然現象なんかにナメられてたまるか、と。

これを読んで、ホントにスゲ〜と思ってボクはこの言葉を、パチスロを打つときに唱えるようになったんです。レバーを叩く瞬間にこの言葉を唱えて打つと不思議とGOGOランプが光るのです。これでボクは角川さんのように神仏の世界に入ったと思い上がるんです。しかし当然それは長く続くことはなく、まぁ毎回そんなことをしれば、確率的に低設定でも170分の1回で当たるわけですから、1万円もあれば1〜2回は光ってました。しかし続くことはなく負け続けるんですが、それでも不思議とギリギリ生活は保てているんです。家賃は真っ先に入れて食費はまぁ水とビスケットで凌いだりと。そしてまた次の入金があればすぐに出かけては浮き沈みしつつの繰り返しで。

それを面白おかしくバカ話として消化できれば、それはそれで価値のある行動だとは思うんだけど、ボクはホントに誰に言うでもなく、ただただひた隠しに隠して。隠しきれていなくとも、トボけてて、どうしようもなかったです。一日中パチンコ屋にいるから当然服はヤニ臭くなるし、そりゃどっかでバレてるだろうと思っても言わない。本当にしらを切り続けていた。

だいたい4日で6〜7万負けてはその月は死んだような生活を繰り返していましたが、本当に不思議とやっていけてたんです。(このあたりからオカルト入ってきますよ!)月に6万もあればあちこちの借金も返済できるのに、それでもやめない、完全に狂ってるんです。分かっててもやめられないんです。

5-6.藝人春秋2と芝浜

年末に水道橋博士さんの藝人春秋2も読んでおりました。最後のエピソードが芝浜で、最後のジェダイスターウォーズで。この芝浜という噺にボクはめっぽう弱いのです。いい噺で、最後のオチも見事で。年末の噺で有名な芝浜と並んでもう一つ、文七元結という噺があります。メルマ旬報のボクの連載でもチラリと触れておりましたが、酒呑みではないボクは博打打ちの噺、文七元結も響くんです。腕はいいが博打好きってまさにオレのことじゃん!みたいに。

そんな水道橋博士さんとボクの直接の付き合いが始まったのが2013年8月に高円寺で個展を開いた時でした。ツイッター上でのやり取りは何度かあったんですが、初めてお会いして作品に対して照れるななどありがたいお言葉を数々頂きました。次の日すぐに電話があり、ピンポンバーってのを思いついたからやらない?と。パ紋をラケットに刷って、そのラケットをキープしておける卓球バーの構想でした。それから高円寺で物件を本当に毎日探していました。パ紋の書籍の対談でも書いてありますが半年くらいして、これはと思う物件を見つけたので、博士さんに連絡すると

「あ、もう熱が冷めたからゴメンネ」

と実現には至らなかったのですが、、、。当時はボクがとっとと動かないから業を煮やしてしまったんだという思いと、実際損益計算書なんかをマジメに作って計算しても、どうしても利益が見込めないなぁという思いとで心苦しかったです。

のちに知ることになるんですが、藝人春秋2の下巻、芝浜の章で博士さんが自身のうつ病を告白しているんですが、実はこの時期こそまさにその時だったのです。今にして思えばメールのレスポンスもだんだんと鈍くなってきて、週刊物件情報として毎週のように新しく見つけた部件や、アイデアなどをメールしていたんですが、反応がどんどん薄くなっていっているのを感じていました。まさかあんな状態だったとはつゆ知らず。

そんな大告白を読み、ボクも競馬をしていることはツイートしたりして公表していたんですが、ことパチスロのことに至ってはほぼ誰にも言わず、誰かと一緒にでかけるでもなく、全くのスタンドプレイでした。当然後ろめたいという気持ちもあるし、ギャンブル依存症だという自覚もあるのですが、治せない。そんな苦しい日々でしたが、本書を読み、また先日のキョンキョンの告白、もう少し前の小室哲哉さんの告白に背中を押され、ボクも元芸人として「晒す」のだ。と。

5-7.我は神なり、神は我なり、神、我とともにあり!

それでも先日まで毎日のようにパチスロに行ってました。打つ機種は決まってジャグラーが多かったんですが、角川さんのあの言葉を復唱しているうちに、ジャグラーなんて道化の機種よりも、神の機種、ゴッドがあるんだから、ゴッドで唱えてみたらいいんじゃないかという思いに至るのです。完全に狂ってます。

ここで簡単に機種の違いを説明しておきますが、ジャグラーという機種はAタイプと言われる機種で、ボーナスのみでメダルを増やすタイプ。だいたい1000円で30ゲームくらい回せるんですが、平均して130〜170ゲームで当たります。まぁ波はあるのでハマれば5~600ゲームハマったりもしますが。概算で4~5千円で大当たりのBIGが引ければ勝てる計算なんですが、まぁ勝ってるところで止められないのが依存者です。めちゃくちゃ勝てて3000枚(6万円くらい)、だいたい1500〜2000枚(3万円〜4万円)出れば大したもんです。そんなに勝つことはまぁありませんが。

一方ゴッドという機種はARTという部類の機種で、一言でなかなか説明が難しいのですが、小さな当たりを連続して増やす感覚です。ゴッドは小さくない当たりが続くんですが、それ相応に投資がかさむという。1000円で20ゲームしか回せず、しかも当るのは平均して250〜500ゲームで、強烈な連チャン性能がウリで、大連チャンすればたとえ20000円かかっても平気でペイできる程の機種なんだけど、その深いハマり度合いはどれだけサイフに諭吉がいようともいとも簡単に飲み込んでくれます。薄い連チャンでも1500枚(3万円)くらい出たりするからそのギャンブル性は非常に高いのです。勝てる時は3~5000枚(6万円〜10万円)出たりする化け物です。神なのに。

それで半ばヤケクソになって朝からゴッドを「我は神なり、神は我なり、神、我とともにあり!」と唱えて打ってみました。初日は幸運にも7000円で当たり、30000円ほど勝ち携帯代を支払いました。

次の日も同じように朝からゴッドを今度は13000円で40000円ほど勝ち、水道代、電気代、ガス代の溜まってた2ヶ月分まとめて支払いました。さすがに3日も続かないだろうと思いつつも、2度あることは3度あると都合のいい解釈しかせず3日目もゴットに挑戦しました。2度あることは3度あって3日目は60000円ほど勝ちました。現金を持っててもどうせまた引き出せるのかも分からないパチンコ屋に預けてしまうのがオチだと、この日はPS4とモンハンを買いました。これはPS4でゲーム配信ができるんならそれでYouTuberになってやろうとか、また金欠になったらメルカリで売ればいいやと思っているところが本当に恐ろしい。

さて4日目です。すでにこの3日でここ最近の負債はチャラになっているので負けたところで、ふりだしに戻るだけだと浅ましい考えしかなく、もし4日目も勝てればもうゴットだけで生活できんじゃね?とギャンブル依存者によく見られる浅はかな夢を見るんです。そして打ち始めて13000円でフリーズを引いてしまうんです。このフリーズ演出というのが、8192分の1の確率なんですが、だいたい朝から閉店までブン回して80000回なので、確率通りに出ても1日に1度あるかどうか。まぁ確率通りに出てたら誰も負けないんだけどね。これで勝ちはほぼ確定ですよ。スグやめればね。で、GODゲームが始まってすぐにまたしてもこのプレミアGODを引くんです。2度もですよ。マジ神キターーーー!って感覚と、角川春樹イズムでオレもついに神道へと導かれたんだと思いましたね。

そこで思い出すんです、パルプフィクションのジュールスを。彼は神がかりな事件を機に、これまで殺人に相応しいと思って唱えてた詩を理解し、足を洗い牧師になると言い出すんです。じゃ、ジュールのマネごとをしていたボクはどうするんだ?と自問自答しながらゴットを打っていたんです。こんな神がかりなヒキを引き当て、4日も連続で勝ち続けている現状を考えたんです。本当にあの時のジュールスの気持ちが理解でき、ハッキリ自覚しましたよ。しかしそう簡単に答えはでず、ただ目の前の楽し時間を過ごしてゴッドを打っていると、これまたプレミア演出であるアメージング・グレイスが流れ出したんです。これが流れるとART5セット以上のストックがあるという。5セットでだいたい1500枚(3万円)プレミアムGOD2回で10セット、その途中でアメージング・グレースが流れたので、15セット(9万円!)以上は有ると。その次ゲームでもまたアメージング・グレイスが流れたんです。軽く10万円コースです。

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5-8.アメージング・グレイス

アメージング・グレースの歌詞の意味はその時はわからなかったんですが、打ちながら聞いているとなんだか開眼した気持ちになっていました。以下歌詞と意訳の引用

Amazing grace how sweet the sound
That saved a wretch like me.
I once was lost but now am found,
Was blind but now I see.

アメージング・グレース
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる
道を踏み外しさまよっていた私を
神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見出すことができる

アメイジング・グレイス Amazing Grace 歌詞と日本語訳・試聴

打ちながらいくら位になるのかと思いつつハタと気付くんです。一体パチスロのゴールはどこなんだと。こんなことが当然毎日続くわけもなく、こんなに出したこともない。止めない限りまた同じような水とビスケットの毎日が続くだけなんじゃないかと。

ギャンブルを始めるきっかけの多くは楽してお金を得たいという単純な入り口で、次第にお金を得たいという目的が、お金を得る手段としてギャンブルをしだすようになってしまう。そこに目的はなく、あるのは盲目的な依存症状だった訳です。

やめたくてもやめれず、何となくギリギリで生活できてて、それでもギャンブルするお金もなんとかなってて。そしてこの日、アメージング・グレイスを聞いてこんなクズな生活をしてても生かされているんだと思った。生きているんじゃなくて、これは生かされているんだと。ボクにしか出来ない使命があって生かされていなければとうに首をくくってても不思議じゃない。それぐらいクズだった。ボクの使命ってなんなんだ?と思った時に、あもうパチスロをすることは無いなと確信した。これはタバコをやめた時に感じた感覚と全く同じで、確固たる自信がある。現にこのブログを書くのにゴッドの確率を調べるのにサイトを覗いてても、これまでならあぁ打ちたくなってきた!と基本、情報を入れないように避けていたことでも、細かに調べてもあそれぐらいの確率なら当るかな?なんて浅ましい考えに至っていない。ブログにこれを書くと決めたのは昨日ゴッドを打っている最中だった。だから証拠の写真や映像も残していた。それを見返したところで、またやりたいと思うことが本当にない。本当に時間がかかったけどやっと気がつけた。ところが、また寝たら忘れるんじゃないかという恐怖はあったけれど、明けてこのブログを書いている時点ではそんな気は全く無いが、いつまた再発するか分から無いので、晒す事に決めた。

6.最後のジェダイ

さて、ジュールスは牧師になると足を洗ったけれど、ボクはどうするか。昨年秋ぐらいからYouTubeでですが落語を良く聞くようになっていて、年末に見たスターウォーズ 最後のジェダイのストーリーを落語にしたら面白いんじゃないかと、落語スターウォーズを考えていたんです。ネタはもう出来ているんですが、全然稽古をしていないのでまだお見せできる段階ではないんですが、このパターンでスターウォーズの各エピソードや、それこそパルプフィクションを落語にしたらめちゃくちゃ面白い。どの映画も登場人物が多く、場面も時間もあちこちしているけれど、主人公をしぼってその人目線の噺で映画を語ったら、新しい二次創作になって面白いんじゃないかと思って作ってみたら、やっぱり面白い。一応ググってみたんだけど、見当たらなかっただけですでにやられている落語家さんがいるかもしれませんが、これはなんだか新しい試みなんじゃないかと思ってたんです。

そうです、ジュールスは牧師になったけど、ボクはギャンブル依存症だった落伍者から落語家になるんです!って事でYouTubeにその模様を近々アップしますのでお楽しみにぃ〜!

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7.お金の使い道

で、一体いくらになったのか気になるでしょ。最終的に換金した金額は23,7000円でした。枚数にして12,493枚。万枚超えですよ。この言葉の重みはパチスロをする人には伝わるとは思いますが、まぁ無いですよこんな事。それこそ言葉に引っ張られてでた神がかりな珍事です。言葉によって行動が導かれる言霊ってあるんだなぁと思ってはいましたが、まさかここまでとは。同じくらいの金額の宝くじに当るくらいの確率じゃないかな。もう本当にキセキだと思ったし、アメージング・グレイスだし。そのお金でやっと新しいパソコンを買います。ずっとキーボードが壊れててノートパソコンなのにキーボードも持ち歩いていた日々ともおさらばです。しかしまだ欲しい機種を買うには若干足ら無いので、そうだな、仮想通貨で増やして買おうかな。チャンチャン

8.まとめ

このブログが同じ悩みを抱えている人の励みになればと思いますが、これを見て打ちたくなっては本末転倒ですが、渦中の人にしてみたら刺激が強い内容かもしれません。吉田豪さんの『続・人間コク宝」のあとがきに代えてに

「〜世の中は簡単に変えられないけれど、人の考え方や人の見方を変えることはできる。」

とあります。まさにボクは角川春樹さんのインタビューを読んで変わりました。かなりオカルトめいていますが、言葉を信じ抜いて招いた結果だと思っています。ささいな言葉で人は変われるんだと証明できるよう恥を忍んでここに記しておきたいと思います。

 

また、言葉に引っ張られるという意味では、好きなロック、忌野清志郎さんや、斉藤和義さんの歌を聞く、口ずさむこともその歌詞の意味する言葉に行動が引っ張られる気もしています。何か不安だったり、また再発してしまうんじゃないかという危うさもある心の病気ですから、再発しないように心にロックを響かせるのと、間違った行動をしないようにロック(鍵)をしております。

 

1日遅れでアップしました、落語STAR WARS 稽古11


落語STAR WARS 稽古1

 


落語STAR WARS 最後のジェダイ 稽古2


落語STAR WARS 最後のジェダイ 稽古3

 

ジュールスのあのシーンは必見!きっとマネたくなる

パルプ・フィクション [Blu-ray]

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角川春樹さん以外もスゴイ話ばかりだよ。

続・人間コク宝

続・人間コク宝

 

 

上下巻でぜひ巧みな言葉遣いで引用の韻要。ノンフィクションを面白おかしく突きつける。最後の芝浜で心も行動も突き動かされます。

 

この人にずっと憧れてたんだけど悪いトコばかり見習ってたので反面教師としてね。

笑われる勇気

笑われる勇気

 

 

おまけのアメージング・グレイス

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編集とは料理でいう盛り付けだ!

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もう表題通りなんだけど、編集作業というのは、料理で言うところの盛り付け作業のようなもので、素材を切って並べる。飾りにツマモノなんかを添えながら。そんな作業なんです。そこにセンスが出るのはやっぱり料理も編集も同じで。ただ、ことテレビに関しては多くの意見を反映しつつとなるので、なかなか個性とはならないが、番組の色を出す、その番組の色がそのディレクターの個性と重なるとグっと響くものになるんじゃないのかなぁと思います。

さて、ボクは最近ってか去年の秋からなんだけど、MXテレビで番宣の編集をお手伝いしていまして、今日のラインナップはこちら!つっていろいろ番組のダイジェストが流れてナレーションで紹介してるヤツ。最近は各局どこでもやってるんだけど、MXもやってるのね。その編集をしてるんですが、これがね、まぁ楽しい。だいたいボク好みの番組しかないからってのが大きいけど。ひるキュンに5時夢、バラダンとそりゃご馳走でしかない。素材がご馳走なんだからできあがる料理はもうべらぼうに大好物になるに決まってるじゃない。あと、土日には4分バージョンってのがあって、天気予報付きのとそうじゃないのとあるんだけど、それこそ番組の面白いトコだけ流れててこれだけみたらホント番組みたくなるような感じなんだけど、ところがこういうのって、別に誰に褒められるでも、いいトコ抜いてるなぁなんて誰も気に止めないし、ただただ毎日、毎週流れていくだけ。しかしそこにも誰かしらが考えて作ってるってことですよ。

そんなことをしているからってのも前後してるというか、そんなことをするようになったのも、もともとそういう素養があったんだろうなと思ったんです。実家はうなぎ屋なんですが、仕出しというかね、田舎のお店なもんで、うなぎだけでなくて、昔は結婚式のオードブルだったり、お祭りの時とか、なんかしらオードブルだったり、弁当もよく作ってましたね。その盛り付けを手伝っていたんですよ子供の時に。母親の作った見本通りに盛り付ける、美味しそうに、見た目がよくなるように盛り付ける。そんなことをしてたから、素材を並べることには何かしらの素養というか、素質を鍛えられていたんじゃなかろうか。素材が食材から映像に変わっただけで。

思い返せば、その言わばサンプリング手法も、あれは90年代後半にボクはテクノに没頭していまして、サンプリング音源でいろいろ曲を作ってはいたんですね。DTMの黎明期に、機材をヤフオクで買ってはシーケンスを組み立てたり、電気GROOVの卓球さんが使ってると聞いて買ったYAMAHAのSU700買ったり。あれでファミコングーニーズと、シンディーローパーのグーニーズをサンプリングして作ってたなぁ。当時ローランドのグルーヴコンテスト、グルコンが久しぶりに開催されるってんで、応募したら最終選考6作品にまで残ったんだけど、決選投票がWEB投票だったんだけど、それ知ったのが締め切りの前々日で、組織票すら投票出来なかったってかそんな組織持ち合わせてないんだけど。(ちなみにHONDA ENGINEって曲です)その後、サンプリングに飽き足らなくなって、リズムマシンで打ち込み始めるんだけど。そういうサンプリング文化も経由しつつ、映像のサンプリングに行き着くと。その間に文字の、文章の編集もしてるから、もともと編集が好きなんだと思うわ。

一昨年くらいにはテレ東のある番組のお手伝いをしてた時期があって、ロケ素材のヌキを作るんだけど、よく言われるのが「強いオン」なんのことかっていうと、街録してきたインタビュー素材や、お店の人のロケ素材の面白いトコだけヌクんだけど、その面白いトコの特にインパクトの強い喋ってる素材のことを「強いオン」といって、それを膨大なロケテープといっても当時はすでにSDカード収録のデータだったので楽だったけど、そこから抜いて並べて、さらに面白くなるよう順番を前後したり、あっちのオンをこっちにひいいて、絵は差し替えてみたいなことをしてて、短い間だったけど鍛えられたね。そのスピードを。

で、そんなこんなをずっとしてるから、知らず知らずの内に鍛えられてるんでしょうね、自分でも気づかない内に。この前のザ☆フランス座のオープニングがまぁ言わばサンプリング手法ですが、いいトコ取りのいい感じに並べたモノだったんだけど、あれは相当ダースレイダーさんのリリックに助けられましたね。あと、元の素材の良さに。ボクのしたことなんかホントにいつも使ってるタイトルを最後につけたくらいなもんで。いいのができたなぁ。これココがポイントなんだよなぁと、博士さんにも言わずに一人ニンマリしてたんだけど、まんまとそのポイントを突いてこられて、ジャイアンじゃなくても「おぉ心の友よ〜」って感じでしたね。ま、見りゃだれでもアソコはシビレると思うけど、伝わって良かったな。

そんな抜群の素材で綺麗に盛れたザ☆フランス座のオープニングをどう〜ぞ。

ぜひチャンネル登録してくださいね。1000人に満たないと今月末で広告収入なくなっちゃうんですよ。といっても年に5〜6千円なんだけど。新しいネタを考えてはいるんだけど、なかなかアップできていないのでそれはそれで急ぎますので、ぜひマジで登録だけでもしといてね。


水道橋博士トークショー ザ☆フランス座5オープニング

 


HONDA ENGINE

 

藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて

藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて

 
藝人春秋2 下 死ぬのは奴らだ

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藝人春秋 (文春文庫)

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 オートサジェスト機能に対応しているよ!

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レターポットでチャンネル登録者を買う

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ひと月後にYouTubeの規定が変わり、チャンネル登録者数1000人以上、視聴時間が年間4000時間以上無いと収益化できなくなるので、どうにかチャンネル登録者数をあと700人増やさなくちゃいけない。視聴時間に関してはクリアしてるトコが謎なんだけど。

テレビ番組の違法アップロードなんかの登録者数の多い人はクリアしちゃってるトコが納得いかないと嘆いたところで、これは規定だから何を言ってもダメで、従うしかない。

ってことで、とりあえずその種のツイートを頻繁にしてはみているんですが、そんなツイート見たところでボクは登録することってまぁ少ないですよ。飛んで見てまた見たくなるようなコトしてたり、誰が登録するんだよってチャンネルだとしちゃうけど。だからそれで劇的に増えるとは思ってませんが、しないよりできることはしなくちゃね。単純に面白い投稿をしろって話ではあるが、面白いというこれほどまで主観的な感情は、人それぞれだ。ボクが面白いと思っていても、世間的に面白いと思われていない現れがその視聴数なんじゃないかとずっと思っていた。しかし。

しかしである。今朝、Market Hack編集長の広瀬隆雄さんのツイートでハッとした。

それから、時代は「モノを消費する時代」から、「経験する」、「つながる」、「生きる意味付けを発見する」時代に移っており、モノ作りとかのタンジブルな仕事はこれからジリ貧だと思いました。

 前後のツイートもぜひ確認していただきたいが、そこにはネットビジネスというか、ネットを味方につける方法論的なことがつぶやかれていて、いろいろ目からウロコでした。

http://twitter.com/hirosetakao/status/955071762663919617

いわゆるYouTuberのコンテンツが全然面白くないのになんであんなに見られているんだろうとずっと思ってた答えでした。そうです、あれを見ている人は経験しているつもりでいるんですよ無茶をしてるのを見て。バカ食いしてたり、危険なことをしているのを見て、経験したつもりになっている。だからボクは面白くないと思ってたんだと。だってそういうのノリで普通にしてたから。

ボクにとってはそういう行為は普通に経験してたことなんですね。でもそれは世間一般的には非凡なことで、みんなそういう非凡な経験をしてみたいと思いつつ、私にはできないと視聴することで経験したつもりになっていたんだと。

なんかいろいろと腑に落ちました。

で、本題はここから。じゃそういうことをすればいいと分かった上でもやっぱりしないですよ。じゃどうやって登録者数を増やすかと言ったら、レターポットで登録してねと、レターを送りまくれば、その内何人かは登録してくれるだろうから、送りまくってやろうと。

以前、レターポットの考案者、西野亮廣さんはツイッターのフォロワーを買ったついでに顰蹙も買ってましたね。同じことだけど、試してみたいと思います。

しかし、広瀬隆雄さんの言葉にはホントにハッとしましたね。そうか、そういうことだったのかと。ブロガーとか、インスタグラマーもそうだけど、みんな経験を売っているというか。しかもちょっと頑張ればできることだったり、その場所へ行けば経験できることだったり。疑似体験と体験のギリギリの線がウケるんだろうなと。あまりにも浮世離れしたことはハナっから経験しようとか、体験してみたいと思わずに、ただ受け止めるだけになっちゃうから、反応のいいのはそいうコンテンツなんだなと。

いやぁ〜朝から勉強になったわ。

 

マジでチャンネル登録してね

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レター欲しいってツイートに、チャンネル登録してねってレター送りつけます。

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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 販売1周年記念だよ。ってそういう問題じゃないか。1年経ちました。

パ紋

パ紋

 

 

時代を味方にするには

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今日ニュースで知るより先にtwitterで回ってきた画像にハっとして、前後のツイートをたどり、ことの次第を知りました。電車の中で出産したというニュース。最初は母子の状況がわからずどうだったんだろうと思ってましたが、どちらも無事だったそうでなにより。生まれたお子さんが鉄男、鉄子になることを願うばかり。

それはさておき、その後

『緊急事態だってのに、写真とか動画平気で撮るやつはなんなんだ腹たつわ。隣で撮ってたやつには言ったけど、もっと他にも撮ってた人がいるんだろうなクソだな』

というツイートを見かけ、いやいや、緊急事態だからこそ撮るのが今の時代だろと。

そりゃ撮られること事態を好まない人もいますが、記録し、残すことがどれだけ今後に役立つことか。逆に緊急事態でもないのに終始監視カメラは回りっぱなしなことを考えれば、常に撮られているという意識を持つことで、当然犯罪の抑止力にもなるし、犯罪や緊急事態が起これば証拠として残すことも、また事件の解明にも役にたつことを考えれば、緊急事態だからこそ撮ってしかるべきなのに。

そのツイートのリプに

『有り得ない‼️ 写真とか動画なんて、旦那にも撮られたくないわ‼️ じゃあお前ら今すぐパンツ脱げ‼️ 撮ってやる‼️ …すみません、余りにもプライバシーの侵害だと思ったので許せなくて…』

って、そういう問題じゃないだろ。これ言うてる人は緊急事態にカメラを構えてる人を下半身が見えるから撮っておこうと思って撮っているとでも思っているのか?そんな自分のゲスなモノサシだけで測るもんじゃない。きっとカメラを構えてた人は、やった事件事件!ツイートしたらテレビ局から取材されるかな?いいねいっぱい付くかな?RT伸びるかな?バズるかな?としか思ってないに決まってるのに。

余りにもプライバシーの侵害だと思ったというのは、出産だったということが分かった上で書かれてると思うんだけど、突然電車内でオンギャ〜と聞こえてきて、わ!出産してるカメラカメラ!とはならんだろ、何が起きているのか把握するまでそうとう混乱してる中、カメラを回せるってのは相当な度胸の持ち主だよ。もしくはいいね乞食。

当人はどう思うか分かりませんが、旦那さんがこの話だけを聞くのと、たまたま居合わせた乗客が撮ってた映像があるのとではどちらが嬉しいか。お子さんが大きくなってお母さんに話を聞いたときに、その映像があることがどれほど命を大事に思うだろうか。おそらく、お子さんが物心ついて大きくなったときには撮れてないことがありえないというような世界になっていても不思議じゃないんだけど、それだったら尚更嬉しいと思うんだけどな。

常識も時代とともに変わっていく、今の若いもんはってピラミッドの中にも落書きされてたなんて話もあるくらいだからそれはもうずっと言われてる。若いときに植え付けられた常識のまま何十年も通用する方がおかしい。

上手に時代を味方にできないでいると、どんな才能があったとしてもペンは剣よりも強しと一刀両断されてしまう。そういう時代を味方にしなくちゃやっていけないんだと思う。小室さんはこの時代の前に活きたから、今の時代には活きづらくなってのことなんだろう。才能だけじゃ売れない。やっぱり時代という追い風を味方につけて舞いあがらなければならないと本当に思う。時代を嘆く前に、時代を味方につける方法を考えた方が建設的で前向きだ。その時代の風を読み間違えて出てきたはいいけど、結局なんだったのと消えてゆく人も多い。あの鷲鼻の絡む人全てをスベらせてた人とか。そうなるともういかに目立たず稼ぐのか、いや稼ぐだけが全てではないが、成功をおさめるか。何を持ってして成功とするのかは人それぞれだけど、どの商店街にもある豆腐屋か畳屋が一番の成功例じゃないのかなぁってホントに思う。

あとこれからは葬儀ビジネスですわ。これからベビーブーム世代がこぞってあの世行きになるんだから葬儀ビジネスですよホント。病院と癒着してんだろうなぁ葬儀屋。どうやってそこに入り込むかつったらやっぱりネットだね、スマホのアプリで霊柩車呼べるとか、ウーバー葬儀っしょ。

最後に若い頃の信長の言葉を記しておきます。

「たわけめ 生きてて死なずにすむか」

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YouTubeのチャンネル登録してねってレターするね٩ಠ々ಠو

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時代をつかみとる思考 (カリスマの言葉シリーズ)

時代をつかみとる思考 (カリスマの言葉シリーズ)

 

 

もっといい例え無かったん回(レターポット始めてみました)

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ラジオを聞いていたんです。あれはベイエリアからだったかリバプールからだったか、はたまたTOKYO FMだったか。(これ理解できる人とはずっと仲良くできそう)

ラジコ 空想メディア | TOKYO FM | 2018/01/14/日 25:00-25:30 http://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20180115010000

空想メディアという高須光聖さんのやっている番組に、西野亮廣さんが出るってんで、このところずっとモヤモヤしてた答えが聞けるかもと思い聞いていたのです。

話は当然のようにレターポットの話で、どこのメディアも取り上げて話題なんだけど、イマイチまだ雲をつかむような、机上の空論のような話だったので、ラジオでどういうことなのか頭の悪いボクにでも分かればと聞いていたんです。はれのひ被害の方にリベンジ成人式を行うあの計画、ぶっちゃけ大赤字だと。それでも、やる意味がある。その意味とは、ブログでも書かれてる通り、レターポットの普及のためだ。それはそれでブログにも書いているから分かるんだけれど、ボクのモヤモヤはそういった事件や事故、災害を利用することがどうなんだろうということだった。

Twitter東日本大震災を機に一気に普及した。これは結果的にそうなった。電話がつながらずともTwitterはできたし即時性もある。これは大震災をきっかけにはしたが、大震災を利用して普及した訳ではない。

レターポットを普及させようとしているのは、これまで幾度となく結果的にそうなった、いわゆる炎上商法の延長線上にも見える。いつ頃からか炎上をコントロールして絵本や書籍の販売促進をしてきたので、今回もその延長線上だとは思うけど、こうなるともう事件、事故、災害をこまねいているようにも映る。そこが最大のモヤモヤポイントで、どうにもすっきりいかない。これでうまく回ると味をしめると次に取る行動は、火に油を注ぐ行為だ。自作自演で事件、事故、災害を起こして、救世主のようか顔をして現れたらどうだろう。まんま20世紀少年だ。

しかしこの宣伝方法の是非も含めそれはさておき、そうまでして普及させたいそのレターポットというサービスは一体どういったものなのか、それはやっぱり試してみたいことには何も言えないなと、ラジオを聞いて思ったので、すぐに登録してみました。きっと使い出したらそんなモヤモヤもはれのひを迎えるんじゃないかと思って。

登録はFacebookのアカウントでできるので、一度お前本名じゃねぇなつってBANされたことがあるのでちょっと不安なんだけどね。登録したら、レターを買うんだけど、100レターで540円。1文字5円の計算。これで100文字まで送れるんだけど、厳密には便箋代がかかるので、一番安い便箋を使って95文字まで送れる。まぁいきなりそんな長文を出すわけでもないので、挨拶程度に送る分には十分すぎる文字量だ。最初はそれでいい。

以前ブログにも書いた通り、出会い系メールもそうだったように、文字数にお金がかかる。そのかかったお金、レターはそのまま送られた相手に渡されるが、それを換金することはできない。しかも4ヶ月使わなければ消滅してしまう。この消滅されるレターと、便箋代が運営の資金となる。その資金の使い道は、運営費と、寄付やそれに類する支援活動だ。その資金で今回のリベンジ成人式を行うというのだが、サービスが始まってまだ3週間程度で、当然そんな運営費は無い。大赤字だとラジオで言っていた。しかしそれをする意味があると。それはやっぱり、これをきっかけに始める人が継続的に楽しめるサービスだという自負があるからに違いない。それを力説していた。なんとも立派だと思った。

中で、おいおいはレターでサービスをする業種が現れれば換金できなくとも回ると言うのだ。つまり現金を持たなくてもレターで買い物、例えば300レターで牛丼が食べれるとか、200レターでバスに乗れるとか。そうなれば現金はいらないし、換金する必要はなくなると。おぉ、確かにそうだと思い、早速始めてみたんですが、その言わんとすることはよく分かる、送っても送られても(贈っても贈られても)楽しい。これで経済が回ればそれこそ夢の国だわな。(打倒(妥当)ディズニー)限定的にパ紋をレターで受け付けてみても面白そうだな。と思ったら似たように賛同した方々がいろいろなサービスをレターで始めてるようです。

しかしこの楽しさ、いくら力説しようともなかなか理解を得られない。この感覚何かに似てるなと思ったら、禁煙だ!禁煙も喫煙者からしたら理解ができない。ボクもタバコが1000円になってもやめねぇと息巻いていたがすっかりやめた。やめてこんなに煩わしさがないのかと実感するんだけれど、禁煙しないと分からない。匂いに敏感になるから、メシの旨さが本当によく分かるし、ネコに嫌がられない。レターポットを始めるのは禁煙に似ている。いやもっといい例えなかったんかい!始めるのにやめるってややこしいわ!ちゃんちゃん。

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革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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 画像はオイラのLINEスタンプだよ。

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手放しで喜べ無い理由を考えていたのです(最後のジェダイのネタバレ含みます)

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あれからボクたちはじゃないですが、ボクはずっとモヤモヤした気持ちのまま考えていたのです。なぜ、どうして手放して喜べ無いでいたのかを。

以前にも書いた通り、(後半オカルト化しておりましたが)はれのひ被害者への救済として『リベンジ成人式』を企画した西野さん。これ自体は本当にスバラシイことなんだけど、どうにも手放しで喜べ無い自分がいた。そのモヤモヤがなんとなく解決した気がするので書き留めておきたいと思います。

結論からすると、事件や事故を自身の事業拡大に利用していることにボクはモヤモヤを感じていたんだと。これは戦争ビジネスと同じで、戦争・紛争が起こる、起こすことで、武器が売れる、武器商人の商法だ。スターウォーズ・最後のジェダイでもあったね。そう、はれのひの事件(まだ詐欺と決まったわけでは無いけれど)をレターポットの普及に利用しているからモヤモヤしていたんだと。これを戦争ビジネスと同じと拡大解釈しているのかもしれないし、そもそもビジネスとはそういうもんだと言われればそうかもしれ無いが。

農家の米や野菜は飢饉のためにビジネスしてるわけではないが、飢饉が起これば儲かるってか作れ無いから飢饉になるのだが、よその地域から買うことにより売った農家、というか仲介業者が儲かる。これも戦争ビジネスの拡大解釈ととるのかと言われれば、この考え方からすると取らざるを得無い。それくらいの問題ではある気がするんだが、今回の場合はやはり事件・事故を待ってましたかのように利用しているように映ってしまう感は否め無い。(それは前回の図書館寄贈があるから余計に)

そうすることで事業が拡大できるのだと逆算でビジネスを展開しだしたらこれほど恐ろしいことはないと思う。天才西野さんですからそんな事は織り込み済みで、すでにその手中にあるのかもしれないと思えるから恐ろしい。次なる事件、事故を手招きしているのかもしれない。

事業が順風な時はそれでもいいだろうが、ひとたび壁にぶち当たった時に、水面下で自ら事件を引き起こし自作自演を起こされても、一度得た信用の元、騙されるというと語弊しかないが、気づかぬうちに加担してしまうことが恐ろしいと考えてしまう。

最後のジェダイで暗号解読できる人を探していたが当初の人ではなく、牢屋で出会ったDJ(Don't Join 関わるな)に手伝ってもらえると、スター・デストロイヤーに乗り込み、(ここまでは順風満帆)しかし八方塞がりになりってかDJが裏取引して帝国軍に寝返ったため危機に陥る。DJからしてみれば反乱軍から得られるであろう報酬よりも、帝国軍から貰えた報酬のデカさにも惹かれ寝返ったが、ビジネスとしてはそれが正解。しかしモヤモヤする。そこまでして儲けたいのか?己の美学はどこにある!と思う反面、そこまでできるDJに憧れたりもする。

ビジネスというものがそうした構造の上に成り立っている以上、線引きは難しい。どこから悪で、どこからが善なのか。新聞や週刊誌も事件や事故が文字通りネタだし。DJ(Don't Join 関わるな)にならないことをというか、次作のスターウォーズではDJはどんな仕事を見せてくれるんだろうか。まハン・ソロもそんな感じだったしね。チャンチャン

 

 

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